FXでよく言われる大きな市場について簡単にお話しましょう。
東京市場は世界の3大マーケットの一つですが、実際の取引高はシンガポール市場の方が多いときがありました。
しかし、現在はまた東京市場に取引が戻りつつあります。
その理由は、東京の地価下落による賃貸料の値下げやバブル崩壊による人件費の低下でコストダウンができるようになり、一時、アジアの拠点をシンガポールに移した欧米の外銀が東京に戻ってきたからです。
ただ、一方では、銀行の再編により東京から撤退する銀行や規模を縮小する傾向もあります。
一部ドイツ系の銀行がディーリングの拠点をシンガポールに移しつつあり、以前のようにアジアタイムで東京市場が中心的存在として完全に復活したとはいい切れません。
ロンドン市場は、世界の3大マーケットをつなぐ重要なマーケットです。
午前中は東京市場と取引が行われ、午後に入るとニューヨーク市場が参加してくるため、ユーロを中心に、ユーロ/ドル、ユーロ/スイス、ユーロ/円、ユーロ/ポンド、ポンド/ドルなどのクロスを中心に複数の通貨の取引が活発に行われます。
東京のディーラーはポジション調整やポジションをクローズするために注視しています。
また、米国の重要な経済指標が発表される時間帯であるため、ロンドンタイムは始まってから終わるまで活発な取引が行われ、世界一の取引高を誇ります。
ニューヨーク市場はロンドン市場に次いで世界第2位の取引高があり、母国通貨であるドルを中心とした取引が行われています。
ニューヨーク市場の午前中はロンドン市場とも重なり活発な取引が行われますが、ロンドン市場が終わると参加者が少なくなる上、ニューヨークタイムの午後5時をもって決済日が替わるので取引を控える傾向となり極端に取引高が減ります。
ニューヨーク市場では投資銀行などが活発に参加しているため、値幅が広いことが特徴です。